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10 翻訳:ルーシー・リッパード「奇妙な抽象」③の1 序 (コピーや転載は固くお断りします)

ここに訳出する「奇妙な抽象」("Eccentric Abstraction" , Lucy R. Lippard , Changing : essays in Art Criticism, 1971, printed in U.S.A.所収)は、このブログのテーマの一つ、ルイーズ・ブルジョワのルーツを探るもっとも初期の論文です。以前から気になっていて、ブログ主の知る限り邦訳もなさそうなので、ここにその全訳を掲載します。ブログ主は現代彫刻の専門家ではありません。思い違いや不適当な訳文もまぎれ込んでいる可能性大です。明らかな誤りについてはコメントをお待ちしています。なお、数カ所(××)または(=××)という表記で訳文を補ったところがあります。また、具体的な美術作品の描写については、原著に図版が2点しかないため、正確に訳せていない点が多々あると思います。
なお、邦訳に際し、優秀な翻訳ツールとして知られるDeepLに一応すべての原文を入れてみました。結果は思わしいとは言えませんでした。スキャンして得られたPDF文書をコピー&ペーストできたのはありがたかったのですが、1パラグラフづつ、時には数行ずつしかコピーができず、また特定の文字が別の文字になってしまうところは手動で直してからDeepLに入力する必要がありました。翻訳結果についても、とりあえず日本語になった部分でも専門論文としては問題が多く、なぜか途切れ途切れになってしまう部分も少なくありませんでした。もっと質の高いPDF文書を作れれば事情は違ったかもしれないとも思うのですが、技術的なことはわかりません。結果としての印象は、砂漠で1人さまようよりは良かったかという程度のものでした。